毒親から逃げる為の完全マニュアル

毒親から逃げたい。逃げなきゃ自分がなくなる。でも上手く逃げる方法がわからない。どんなパターンでも上手く逃げられる完全マニュアル。

戸籍

私は戸籍も変えました。戸籍を変えたところで何かが変わる事はありません。世帯分離した事と同じくらい特に変わる事はありません。

 

戸籍は番地がある日本国内であればどこでも構いません。公共の場所、皇居、有名なビル。実際テレビ番組でテレビ局を戸籍の住所に変えた方もいました。

 

ただ注意点がひとつ。現住所を戸籍の住所にしてはいけません。そこから追跡される場合もあります。

 

また、私の場合は旧居住地ではなく、サイコパスの実家(跡)だったという事もあり、覚えていないんですよね。

 

戸籍の住所地を市役所等で尋ねられても答える事が出来なかった事でかなり面倒でした。しかし、市役所の職員もわかっているのでしょう。なんとなく伝えるだけで「それで結構です」と言われましたが。

 

ですので好きな住所地に変えると覚えているので手続きの面ではかなり楽になりました。

 

【注意】

①戸籍を変える場合は現住所ではなく、推測されない別の場所にする事。

②番地がある日本国内であればどこでも可

 

支援措置相談

支援措置はまだまだ一般的ではなく一部の市役所の人でさえどういうものか知らない場合もあります。実際私は市役所の総合案内所で聞いても受付の方が知らなかった。という経験があります。

 

しかし、事前に○月○日○時にどこで相談し、どこで申請するのか手順を確認していたらスムーズにいきます。

 

さて相談とは?ですが、どんな事があった、されたを説明していきます。中には感情的になってはいけないなど仰っている方もいますが、先にも話をしましたが、私は1回目は感情的になり、2回目は淡々と説明しました。しかし2回とも手続き許可がおりたので、相談する相手にもよると思います。

 

相談時に「証拠」があるなら必ず持っていく事。暴言、暴力の録音、動画撮影。これが無理なら暴力を受けたあとでアザなど残っているならアザの撮影。これも不可なら、何日の何時何分から何時何分まで暴言、暴力を受けたとノートに記録をつけるのです。言われたこと、されたこと全て記入します。それを証拠として提出します。

 

私はサイコパスから受けた暴力を2ヶ所の病院の診断書という形で残していました。本来はこれ、サイコパスからの暴力を訴える為に残したものでしたが、警察の申請許可がおりなかったんです。親だからやめなさいと。許してあげなさい。親には罪はないと。

 

それを大切に残していて、ここで利用しました。これは結構効力は強いと思います。どんな症状なのか細かく記載しているので。

 

そして…相談後は市民課で手続きです。サイコパスの事は「お父様」「お父さん」とはもう言われません。ここからは「加害者」と呼ばれます。そして手続きの用紙にも加害者の欄にサイコパスの名前を記載。

 

ある意味刑務所と同じで。名前はなくなり、お父さんの肩書きもなくなり「加害者」と市役所の職員は呼ぶようになります。

 

そして約1ヶ月後に許可証が自宅に届きます。これは1年間有効です。1年後に再び申請します。この話は後程。

 

ここで注意点が2つ。

 

①支援措置を取ると市役所の出張所では住民票、戸籍謄本を取り寄せる事は不可になります。

 

②市役所で取り寄せる際も「支援措置」を受けている旨を必ず説明します。市役所側にとっても慎重に扱うものになるのでひと声かけておけば手続きがスムーズに流れます。

 

③支援措置を取る時必ず身分証(写真付き)提示が必要になるのですが、この身分証に変更があった際は必ず手続きが必要です。

 

 

 

申出書(事実上の支援措置)

さて、転出届を出す際にもう一つ提出する物があります。それが申出書です。

 

ここで必要になってくるのが世帯分離です。そしてこれが旧居住地で行う「支援措置」の代わりになるものです。こちらは支援措置と違い、有効期間は6ヶ月。そして延長不可です。

 

そもそも同一世帯であれば、住民票は誰でも見る事ができます。(本来は不可ではあるが、家族だし…と事実上認められています)例えば未成年の子供の住民票が必要になったりした場合親が受け取る事も可能。また、その逆も可能です。色々な面では都合がいいものですが、私たち毒親育ちの場合不都合を通り越してこれがネックになります。

 

しかし、世帯が違う場合は「委任状」が必要になってきます。他人と似た扱いになる訳です。それを利用して「委任状」を提出しても不受理になる届けを出す訳です。

 

簡単に説明すると「私は委任状を他人に書いてもらう事はありません。委任状を提出した人は私の個人情報を不正に取得しようとした人ですので不受理で対応して下さい」というもの。ですので住民票を取得できるのは私個人のみになります。

 

この申出書は請求、申請、届出全てにおいて利用できますので事実上の支援措置です。

 

この申出書を記載、提出後に転出届を提出して下さい。

 

【注意】

①世帯分離をした場合は申出書を提出するべし

②申出書は転出届を提出前に記載、提出。

③申出書は半年間有効だか、延長はできません。

 

 

 

転出届

引っ越しが決まれば転出届を市役所に提出する必要があります。ここでも裏技があります。と、いうより私はこれで助けられました。

 

転出届は逃げる当日に提出をしました。が、転出届には転入予定住所を記載する欄があります。基本はここには新住所を記載する必要がありますが、ここを嘘の住所を記載する訳です。

 

勿論市役所に提出する書類になるので虚偽記載が可能かどうかは担当者に確認をとって下さい。私は確認を取り虚偽の記載で提出をしました。

 

さて、ここで先程私は助かったと申し上げましたが。本来市役所に限らず公務員は公務員法というものがあり、業務上知り得た情報は(個人情報)開示してはいけないという法律があります。これは公務員には当然適応されますが、こういった機関で働くパート、アルバイト(非常勤職員)にも適応されます。

 

勿論法律を犯すと罰せられます。この公務員法には例えば、父親が市役所の市民課(住民票などを提出する課)で働いていました。そこに芸能人が来庁、転入届を提出しました。この話を家に帰り家族に「今日芸能人の○○が来た」と話すのも罰則対象です。

 

私の場合は…本来あり得ない事ではありますが他部署の人が来て、私の転出届を見て「東京に引っ越しするのー?○○?(市区町村名)そこって東京駅から近いのー?新宿に近いのー?」と大声で話されました。周囲には来庁者はいます。

 

もし近くに毒親の知り合いがいたら…ゾッとしました(改めてお話しますがここでは虚偽申告しています)

 

現在の住所がある市役所の方に話すと、???でしたけれど…(当たり前です。これは違法です)

 

念には念を押す事は大切です。

 

【注意】

①転出届の転入予定住所は虚偽申告。

(その際虚偽申告が認められるのか要確認)

郵便局の転送届

転送届は引っ越し前にも登録可です。ただし、引っ越し後の住所が前提になるので所謂「予約」をします。○月○日から転送してください。って感じですね。

 

私は…転送届を出した後に郵便でのミスにより書留郵便が旧住所に届くという恐ろしい目にあいました。

 

その書留郵便を当然のように渡さないというサイコパスによる暴挙に出られましたが、支援措置を受けている旨説明し、私の現住所を教えない事を前提に返却してもらいました。もちろん郵便局員のお偉いさんを怒鳴ったのは言うまでもありませんがね。

 

さて、この転送届ですが自分自信にとっては必要でありますが、実はサイコパスにとってはいい餌になる場合もありますので注意が必要です。

 

ですので、先に必要なところには住所変更届を出し、転送届は出さない方がいい場合があります。

 

では、それはどういう意味か?ですが。サイコパスが自分宛に書留で郵便物を送付します。すると転送届を出しているので当然自分の所に郵便物が届きます。ここで気づく方もいらっしゃるかと思いますが、そうです。書留郵便は追跡機能があります。現住所は知られませんが、だいたいこの辺りに住んでいる事は知られるんですよね。

 

そして…もちろんサイコパスからの手紙を読む羽目になる場合もあります。私はあと少しで転送の期限が切れます。今のところ手紙は届いていませんが、恐い話ですよね。

 

【注意】

銀行、カード会社、携帯会社などの必要な場所などには住所変更届を出し、郵便局の転送機能は使わない方が安全である。

支援措置

所謂、住民票の閲覧制限です。住基支援、住基措置などとも言われていますが、正しくは支援措置。

 

多分これについて詳しく知りたいと思っている方も多いかもしれません。

 

支援措置決定までの流れですが、支援措置は新住所の転入届を提出後、女性支援センター、児童相談所、警察のいずれかで相談。その後支援措置の手続き許可がおりたら、市区町村の窓口で手続きをします。その後審査があり、決定まで約1ヶ月程かかります。

 

旧住所で行うものではありません(実は旧居住地での方法はありますので、これは後程説明します)

 

支援措置は自分の住所がバレないようにするものですので、毒親と同じ住所で手続きをしても、毒親はもちろん住所を知っているので意味がありませんし、また新住所に引っ越しをすると、旧住所で手続きをした支援措置の効力は失効します。(同一市区町村を除く)

 

但し注意点が何点かあります。DVや子供への虐待と違って、過去に受けていた虐待では緊急を要しないと考えを持っている方も少なからずいます。それで虐待についてどれ程残忍な行為かもわかっていない方が対応すると、相談に行っても門前払いにあい帰されてしまう事があるんです。

 

ネットなどで「相談しても帰された」とかの話を見ますよね?それです。ですので暴言を吐くタイプの毒親、過干渉の毒親の場合は、スマホで暴言の動画撮影。録音。また、着信履歴のスクリーンショットを撮って証拠を残しておく事も大切です。私の場合は決定的な暴力の証拠を過去に残していました。たとえ過去にあった暴力も証拠を残せば充分役に立ちます。

 

また、担当者が忙しい時に行っても対応されない事があります。必ず先に電話で支援措置についての相談をしたいと、担当者とアポイントをとっておく事も大切です。

 

因みにですが無知だった私は旧住所の児童相談所、新住所の女性支援センターでそれぞれ1回相談しました。児童相談所では号泣しながら相談。女性支援センターでは淡々と相談。しかし両方、手続き前まで進みました。※旧住所地では出来ない事を知らずに相談に行ってました。(旧住所地の担当者もよくわかっていなかったんです)

 

私は全てこのような流れで手続きを進めました。今更ながらよくやったな。と思います。この頃は疲れのピークで何を考えていいのか?自分で自分がわからなくなっていました。毒親の毒がピークに達していて、且つ仕事をしながら、且つ逃げる計画を立てていたので、これをもう一度しろと言われたら…正直出来ないですね。(それだけ今が幸せということです)

 

【注意】

①支援措置は新住所に転入届を提出後に行うもの。

②先に電話をして相談先にアポイントをとっておくこと。

③手続き当日、どういう流れで進めていくのか相談していくこと。

断捨離

まずは持っていく荷物の仕分けから。しかし私はかなり荷物が多かった為、断捨離も一苦労。また、サイコパスはこの断捨離さえも謎の発言を繰り返し、本当に疲れ果てヘトヘトだったと記憶しています。

 

普通親の場合はキレイになった。部屋が広くなった。いっぱい物捨てたな。こんなに不要な物があったのか。どんな買い物の仕方しているんだ。不要な物は欲しい。こんな事を思うと思いますが、私の親はお前は精神病んだ。今すぐ病院に行かないとヤバい。と発言したんだから、自分の親は毒親サイコパスを超えたヤバい親だったなと今更ながら思います。

 

断捨離は部屋が決まってから逃げるまで毎日続けていました。

 

引っ越し業者に頼めない(毒親に逃げるのを悟られ追ってくる)、また私は車を持っていない為考えた結果、宅配業者に荷物を持っていき、そこから新居に送りました。結果はダンボール6箱分程だけで新生活をスタートさせました。

 

余談ですが一番悔しかったのはテレビでしょうか?まだ買って1年程で新しかったですが、宅配に頼めず、置いてきてしまったんです。

 

趣味で集めていた雑誌類、DVDは泣く泣く諦めました。未だに後悔しています。因みに学校の卒業アルバム、自分の写真などは置いてきました。特に大切な物ではなかったので。しかし、ひとつ宝物を忘れてきたのは後悔かな?(笑)